実際にサワガニを飼育している体験をブログで公開します。サワガニを飼おうと考えている人の役に立てば嬉しいです。
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サワガニの飼育をしたことはありますか？
春、夏に川に遊びに行って、そのついでにサワガニを捕まえてきた！
そんな人が多いのではないでしょうかね？
サワガニは食べることもできますが、小さいし何となく飼育しようかと思う人が多いようです。
これがもしズワイガニとかだったら、間違いなく食べますよね（笑）
タラバガニとか、こういう高級蟹を飼育しようとしたら設備を整えるだけで数十万かかるらしいですよ!!
サワガニを飼育する時の餌は何をあげたらいいのでしょうか。
サワガニは基本的には何でも食べる雑食性です。
一般的には刺身やシラスなどをあげることが多いでしょう。
何でも食べますが、サワガニはかなりの偏食の持ち主です。
サワガニを飼育する時には、1匹1匹によりこれは食べるけど、こっちは食べないなどよくあることだと聞きます。
蟹でも食べ物に好き嫌いがあるのは驚きですよね。
また、餌はバランスよくあげないと脱皮にも影響が出ることもあるらしいのです。
栄養バランスまで考えるなんてまるで人間のようです。
飼育する時に餌に良い食べ物は、ご飯粒、ふ、キャベツ、煮干し、イトミミズ、シラス、鰹節などのものです。
これを見ただけでも栄養価の高いものばかりですね。
本当に何でも食べるようですが、この中からサワガニの好きな食べ物を見つけようと思ったら、幅が広すぎて大変かもしれません。
偏って食べさせるのもよくないので、バリエーションを増やし、いろいろ食べさせてください。
その方が比較的長生きします。
一番手っ取り早いのは、市販されている餌を買うことです。
加工食品ですので、臭いのもとにもなりづらいし、栄養バランスもすごく取れているのでお勧めです。
餌の与える頻度は、毎日は食べないので２日に1回の程度で与えましょう。
特に冬場は餌を食べないので、そういうものだと思って心配しなくても大丈夫です。
サワガニは小食なので与える量も少量です。
たくさんあげてしまうと残してしまい腐ってしまうので水槽がすぐ汚れてしまいます。
残している餌は早めに処分して水槽をきれいに保っておきましょう。
臭いが出る元となります。
私の場合は、肉食系が必要だろうと秋刀魚の食べ残しを入れていたら、すごく臭くなって大変でした。
餌をやる時は、片づけやすいように貝のお皿などに入れて与えると良いですよ。
サワガニの飼育はここが参考になりますよ。
サワガニを飼育する為に知ってきたい事
ちなみに、ハサミの大きさが左右バラバラだと雄ですが、左右同じだと雌です。
雌だと結構な確率で産卵しますので、産卵したら特に注意して隠れ家を作ってあげてください。
1か月くらいで卵から稚蟹が誕生します。
生まれたら別の水槽に移してあげてください。
一緒に他の蟹と入れていると、食べられることもあるみたいです。
【知っておきたい蟹の寄生虫】
食べると美味しい蟹ですが、寄生虫の感染源になることがあるので、特に自分で生で食べる場合は注意が必要です。
蟹だけでなく甲殻類に寄生するフクロムシは、フジツボの仲間の寄生虫で、寄生されると雄が全て雌化し、外見上も雌のようになってしまいます。
また、寄生されるとフクロムシを自分の卵と思っているような行動を取るという特徴があります。
ズワイガニの甲羅などに寄生するのはカニビルです。
ズワイガニの甲羅に黒い粒のように付いており、成虫ではなくカニビルの卵が産卵されています。
蟹に影響を与えることはなく、人に寄生する種類でもありません。
逆に黒い粒が付いているズワイガニの方がしばらく脱皮をしていないので、身が詰まっていて美味しいという評価の目安になっています。
淡水産の蟹が感染源となる肺吸虫症（ウエステルマン肺吸虫症）という、人間に感染する寄生虫がいます。
川にいる蟹を生で食べたり、加熱が十分でなかったりすると感染します。
アジア地域では韓国、中国、台湾、タイ、フィリピン、マレーシア、ベトナム、インドネシア、インド、南米地域ではペルー、エクアドル、コロンビア、コスタリカ、アフリカ地域ではカメルーン、ナイジェリアなどに分布し、生息域は広いです。
感染すると咳と血痰が出ますが、寄生虫が肺以外に寄生すると別の症状を引き起こします。
特に重症なのは脳に寄生した場合で、頭痛、嘔吐、癇癪のような発作、運動障害などが引き起こされます。
サワガニも食べるのであれば、しっかりと加熱することが最低条件です。